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翻訳会社面接→御茶ノ水女子大

 1日の始まりは朝。10時に田町にて面接があったため7時半頃高尾発のJR中央線通勤特快に乗る。しばらくして、電車が止まる。やっと動き出しても、とても特快とは思えないのろさ。結局35分も電車は遅れ、面接前に会社斜め前のドトールで眠気覚ましのコーヒー、の予定が帳消しに。
 ビルの4階に上り、ノックをして部屋に入る。応接に通され、黒の革張りの1人掛けアームチェアに座って社長を待つ。社長登場。挨拶もそこそこに早速英語の資料を日本語に翻訳するよう、指示を受ける。資料は、一般、技術、法律、IT、医療の分野があり、できそうなものを選んでやるようにとのこと。どれをやったって英語なんてできっこない、と思いながらも、法律を選んだ。理由は、契約書の決まった表現ならなんとか頭に浮かぶかな、と思ったから。
 で、25分経過。社長登場。まずは私の翻訳に目を通してゆく・・・。
 ・・・・・・・・(間)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・(間)・・・
 ・・・・・・・・・・・(間)・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・(微笑)・・・・

 え? 微笑?? 笑われてる??
 なにはともあれ、翻訳チェックは終わったらしく、その後45分に及ぶ長い面接が続いたのでした。社長の武勇伝、武勇伝、でんでんででんでん・・・も時たま出てきた。でも、ためになる話が聞けたので、忘れないように書いておこうと思う。以下、社長の言葉(一部割愛あり)。
 この程度の翻訳をする人ならいくらでもいる。毎週毎週「翻訳経験があり、今も何社かと契約を結んでいる」というキャリアのあるフリー翻訳者と面接をし、試験を受けさせるも、本当に優れた翻訳者は一握りである。翻訳者のほとんどは、そこそこの翻訳者だ。残念ながら。まず、今自分がその世界でどのレベルにいるのか、を把握しておく必要がある。では、あなたのような経験のない若い人はどうしたらいいか。1.翻訳学校で勉強をしてノウハウを学ぶ 2.翻訳会社で翻訳コーディネーターや営業をして、プロの翻訳の技術を盗む 
 このあと、翻訳としては今回採用できないが、翻訳コーディネーターとして採用試験を受けてみる気はないか、と打診があった。社長は今話題のHモンとは真逆の中身のある人に思えたし、16人いた社員の対応はとても洗練されているように思えた。しかし、急な提案で、面食らったので1日検討させていただくことにした。コーディネーターかぁ・・・前職の派遣業界とあまり変わらないなぁ。
 
 面接はおわった。15分ほど電車に乗って大森駅に。大森で働いている友達にメールして、お昼に誘い出した。友達は田町に引越し予定だという。・・・うわー、田町、あつい。

 午後、護国寺に行き、光文社の向かいの喫茶店で時間をつぶした。寂れた雰囲気の雑居ビルの2階で、コーヒー一杯350円で、ぜんぜん人がこなそうな印象を受けたから。でも違った。中に入ると、スーツを着た中年男2人とミニスカティーネージャーが3人、同じテーブルに座っている。客はその5人を除けば私だけ。店内に話が筒抜けで、目の前に広げたスペイン語新聞に集中・・・できるわけがない。どうやら中年男の1人はプロデューサー、も一人はプロダクションマネージャー、3人のおねぃちゃんたちはモデルのたまごらしい。大阪からわざわざ出てきたらしい。スマスマのプロデューサーの○○がなぁ、とか○○テレビの××の痛夜がさ、とか、ぜんっぜん商談らしい商談をしないのが、業界人の特徴だ。しかも自分のこと「業界の人」とかって言う。話のほとんどが、もう、まさに、あっちゃんかっこいー!の世界だった。

 最後に、お茶大に行って学食で時間を潰し、ブラジルのフォークアートについての講義を受けた。この講義のスペイン語通訳を務められた日本人女性が、素晴らしい仕事をしていたので、スペイン語通訳の先生でもしている人かと、声をかけた。そしたらお茶大の研究生なんだって! すごい。お金もらってもおかしくない水準なのに、研究生なんだーって。
 家に着いたら23時半。長い1日が終わった。

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